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カヴェンディッシュ2勝目!:ツール・ド・フランス2016第3ステージ

ツール・ド・フランス2016

ツール・ド・フランス2016も3日目、今日はいわゆる「ド平坦」ステージです。
昨日マイヨ・ヴェールマイヨ・ジョーヌを獲得したサガンマイヨ・ヴェールを守るか。
ここまで若干精彩を欠くキッテルが本領を発揮するのか、あたりが見どころです。


序盤に4級山岳があるものの、その後はほぼ平坦。223.5kmを大集団は淡々とゴールを目指します。(いや昨日、一昨日に比べると今日は平和ですね……)

今日はトマ・ヴォクレールとアルミンド・フォンセカのフランス勢が逃げを決めました。
トマ・ヴォクレールというと個人的には2011年のツールでマイヨジョーヌを10日間粘りに粘って守りぬいた走りが強く印象に残っています。
よく「マイヨ・ジョーヌを着ると常ならぬパワーが発揮される」といったことが言われますが、まさに2011年のヴォクレールはそんな感じでした。
最近だと今年のジロ・デ・イタリアのクライシュバイクも「マリア・ローザパワー」を発揮した例かもしれませんね。

今日そのマイヨ・ジョーヌを着ていたのは、ペーター・サガン
初のマイヨ・ジョーヌ獲得でしたが、本人はどうもマイヨ・ジョーヌよりも世界チャンピオンジャージである「マイヨ・アルカンシエル」のほうが気に入っている……といった発言をしていたようですが、なかなかどうして今日のレース前のインタビューでは結構嬉しそうにしてましたし、マイヨ・ジョーヌも似合っていたかと思います。
サガンというと、マイヨ・ブランマイヨ・ヴェールはもう見飽きるくらいに目に馴染んでいますが、いずれマイヨ・ジョーヌ姿も見慣れたものとなるのでしょうか。(個人的にはマイヨ・ジョーヌを着たサガンをまだまだ見ていきたいです。)

さて、今日のレースですが、予想通りの際どいゴールスプリント
グライペルを最後の最後でかわしたカヴェンディッシュが第1ステージにつづいての2勝目となりました。
この最後の最後の際を制した勝負勘はさすがカヴェンディッシュですね。

それにしても今回もいい形でトレインを組んでスプリントに望んだエティック・クイックステップでしたが、やはり勝てなかったマルセル・キッテル……
事前の評判ではスプリンター勢で頭一つ抜けているのでは……と言われていながら、ここまでの成果は今ひとつ。
おかげで際どいスプリント争いが続いているので面白いわけですが、キッテルの復調はあるのでしょうか。

ともあれ個人的にはカヴェンディッシュの2勝目は嬉しいかぎり。
今日の勝利でツール通算28勝。あのベルナール・イノーと並んで歴代2位タイですね。
エディ・メルクスの34勝に並ぶ日もいつか来るのかもしれません。

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際どいゴールの瞬間

迫力のあるピュアスプリントでした

この日、歴代2位の勝利数に並ばれたベルナール・イノーマーク・カヴェンディッシュ