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ついにキッテル勝利!:ツール・ド・フランス2016第4ステージ

ツール・ド・フランス2016

ツール・ド・フランス2016は第4ステージを迎えます。
237.5kmの今大会最長ステージはじわじわとした上り基調の平坦ステージ。細かいアップダウンが続くコースはいかにも逃げが決まりそうな雰囲気。
近年のツールではなかなか逃げが決まることは少ないですが、今回はどうでしょう……


昨日までのブルゴーニュから一気にいつものツールらしい緑の夏の平原といった感じの景色になり、ツール感も高まってきました第4ステージ。
今日も例によってボーラ・アルゴン、イアム、トレックといった逃げの常連勢にAG2Rを加えた4チームが逃げる展開。コースプロフィール的には逃げが決まりそうな雰囲気もあるものの、そこまでタイム差は広がらず……やはり今日もゴールスプリントで勝利が決まりそうな展開。

昨日逃げて敢闘賞を勝ち取ったトマ・ヴォクレールが今日はなんと途中、メイン集団を引きます。
普段は集団の最後尾が定位置のヴォクレールが集団を引く……なかなか珍しい光景です。37歳となりキャリアの最終版を迎えるベテランが気を吐く姿、いいですね。
37歳となると、ひょっとしてヴォクレールあたりが今大会最年長なのかな?と思ってざっとベテラン勢の年齢を調べてみると、なるほど最年長は42歳!マッテオ・トザットですね。42歳いまだ健在「横風番長」……今回もしっかりとコンタドールの脇を固めています。
ちなみにトザットの次はざっと見たところパオロ・ティラロンゴの38歳。ティラロンゴも今年のジロではニーバリのマリア・ローザに大きく貢献しましたし、まだまだ衰えは感じさせないですね。
今年40歳を迎える私としては同年代の選手が活躍しているのは嬉しいかぎりです。

さて、今日も残り4kmあたりからテクニカルなコースが続き、人数が絞れた状態でのスプリントになりました。
残り2kmで万全のトレインを組んだロット・ソウダルも、最後までトレインを保てず今日も混戦のスプリントに雪崩れ込む形に。
最後はマルセル・キッテルとブライアン・コカールの際どい争い。
途中のヴォクレールの牽引もあったので、個人的にはコカールどうか!と思ったものの、キワキワのスプリントを制したのはマルセル・キッテルでした。(とうとうキッテルが来ましたね)
3位にペーター・サガンが滑り込んだので再びサガンマイヨ・ヴェール奪還。やはりマイヨ・ヴェール争いでサガンは抜きん出ていますね、凄い安定感です。

ここまで、カヴェンディッシュサガン、キッテル、と有力スプリンターが勝利を分けてきました。唯一まだ勝利に届いていないアンドレ・グライペルがこれからどんな奮起をみせるか楽しみです。

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まさに格闘技!といった感じの熾烈なゴールスプリント

今日もまた僅差の争いに