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カヴェンディッシュ4勝目!!:ツール・ド・フランス2016第14ステージ

ツール・ド・フランス2016

連日厳しい戦いが続き、アクシデントにも見舞われた今大会ですが、今日は平和なレース展開が期待できそうな4級山岳3つを含む208.5kmの平坦ステージです。

www.jsports.co.jp
http://www.jsports.co.jp/cycle/tour/share/img/stage/img_profile_14.jpg

連日強風に見舞われているツールですが、今日も風は強め。一見平凡な平坦ステージに見えますが、横風分断を狙った駆け引きもありそうで気は抜けないか……

と思ったのも結局は杞憂で、今日の風はほぼ向かい風……途中のわずかにあった横風区間でスカイの牽引などによって集団が縦長になったり、小さな分断は起きたものの、おおよそメイン集団にとっては「平和」な1日として終わりました。
全21ステージの間で休息日はわずか2日(数年前までは1日しかなった……)3週間にわたって連日150〜200kmを走るわけですから、途中に幾つか「やさしめのステージ」もあるべきですよね。

特に近年のツールでは有力チームによる厳しい「位置取り争い」があったり、単純な平坦ステージでもなかなか気を緩められるステージが減ってしまっているように思えます。
殊に、今年のツールは序盤から難しいステージが続き、観ている側からしたら毎日激しいレースが観られて面白い反面、選手にとっては消耗も激しいでしょうしバランスは難しいですよね。

序盤で難しいステージが多かったわりにリタイアが少ない……という声が上がっていた今大会ですが、さすがに第13ステージを終え中盤も過ぎるとリタイアする選手も増えてきています。

ここまででリタイアした主な選手を挙げると……

など。
コンタドール、ティボ・ピノのリタイアは特に残念ですね。そしてこの2人は結局オリンピックにも出場しないようで、それもまた残念なニュース……
トニー・マルティンファビアン・カンチェラーラと、マイヨ・ジョーヌのリタイアが相次いだ昨年のツールに比べると今年は随分リタイアが少ないのはやはり印象としてありますし、残りステージでも激しい戦いは期待しますが、一方でリタイアによって勝利が決してしまうような結果は見たくありませんので、このまま順調に今後のステージが進行していくことを望みます。

さて、今日のレース状況に話を戻しますと、上述したようにメイン集団での大きな動きはなく、逃げも少人数のグループの無難な逃げに終わり、結果としては予想通りのピュアスプリンターによるゴールスプリントに雪崩れ込む展開。

ゴール前2〜3kmはエティクス・クイックステップ、カチューシャ、ディメンションデータといった有力チームがそれぞれトレインを組んでゴールスプリントに備えた位置取り争いを繰り広げます。今日誕生日を迎えたアンドレ・グライペルも集団前方の位置をキープ。久々に綺麗なゴールスプリントで迫力が凄い!!

ラスト300m、アシストから発射されたキッテルがスパート。カヴェンディッシュはキッテルの後方に着け、グライペル、クリストフ、サガンらが反応します。そして今回のスプリントにはここまで活躍のなかったジョン・デゲンコルブの姿も!!

ラスト300mでのスパートはキッテル若干早いか……という印象でしたが、ラスト150mでキッテルを交わして先頭に立ったカヴェンディッシュが今大会4勝目!!(完全に勝利量産体制…といった感じになってきました)
極端に低い姿勢で踏み込み、最後の最後にライバルを交わして勝利するカヴェンディッシュらしい切れ味鋭いスプリントが戻ってきた今大会はスプリントの面白みも増したように個人的には感じます。

そして今日嬉しかったのはこれまで怪我の影響もあって活躍のなかったジョン・デゲンコルブが4位に食い込んできたこと!

www.cyclowired.jp

この事故によって、あわや左手人差し指を欠損…というような負傷を負ったデゲンコルブ。
今も指はほぼ曲がらない状態らしいですが、それでも勝負を続けるデゲンコルブの姿は本当に胸を熱くさせてくれます。

さて、明日からはまた厳しい山岳ステージに突入します。
フルームがこのまま優勝をたぐり寄せていくのか、ナイロ・キンタナ擁するモビスターがどんな攻撃をスカイに仕掛けていくのか、或いはアダム・イエーツのさらなる進化を目にすることができるのか。これから終盤の戦い…ますます目が離せません!!

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