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コンタドール去る…ピレネー最難関ステージ:ツール・ド・フランス2016第9ステージ

ツール・ド・フランス2016

ツール・ド・フランス2016は第8ステージ、休息日前の今日は超級アルカリスの山頂ゴールという、いよいよ熾烈な総合争いが期待できる今大会でも屈指の注目ステージ。

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超級アルカリスに、1級3つ、2級1つという今大会のピレネーでは最も難易度の高いステージで、しかも超級の山頂ゴールとあって、これはもう完全に総合勢の熾烈な争いがみれそうなコースプロフィールとなっています。

レースは今日も比較的大きな逃げ集団が形成されます。
連日逃げに加わっているティボ・ピノー、ダニエル・ナバーロ、マイヨ・ア・ポアのラファル・マイカといった顔ぶれの中に今日はトム・デュムランや、なんとペーター・サガンの姿があります。
138km地点に設定された中間スプリントのポイントを狙ってのサガンの逃げ参加ですが、1級山岳2つを超えた先の中間スプリントを取りに行くという並のスプリンターではありえない芸当を今日もやってのけます。(まさに異次元の選手ですね。)

そんなサガンやマイカの活躍の裏で同じティンコフのエース、アルベルト・コンタドールが今日も不振に喘ぎます。
序盤でメイン集団から抜け出して逃げ集団に追いついたところまでは良かったのですが、
逃げ集団から遅れ、メイン集団に吸収され、さらにはメイン集団からも遅れ、ついにはバイクを降り……
そして、そのままチームカーに手を振りながら乗り込みます。
コンタドール、リタイア
初日から落車し、その後もメカトラブルや落車に度々見舞われ、不運もありながら調子を上げられなかったコンタドールですが、今日ついにツールを去る決断を下しました。
2014年の涙のリタイアとは違い、今回は冷静にファンに手を振りながらチームカーに乗り込んでいった姿はかえって印象的でもありました。
来シーズンはトレックへの移籍が噂され早ければ明日の休息日にも正式に契約か……とも言われていたコンタドールですが、その休息日を前にしてのリタイア…残念です。
今年はまだリオ・オリンピックへの出場もありそうですし、次レースでのコンタドールの復活を期待して待ちたいと思います。

さて、レースの方は逃げ集団の中で度重なる他選手のアタックを淡々とペース走法でこなしてきたトム・デュムランが超級アルカリスで抜け出し、そのままゴールまで独走。
昨年のブエルタ・ア・エスパーニャの活躍から一躍クライマーとしての能力を開花させたデュムランですが、アルカリスでもその登攀力と独走力をあらためて発揮しての勝利。やはり強い。そして年齢を考えるとこれからの飛躍が本当に楽しみな選手です。
本人はリオ・オリンピックでのタイムトライアル優勝を目指しているとのことですが、オリンピックを終えた来シーズンはいよいよ本格的にオールラウンダーへと進化したデュムランが見られるかもしれません。そうなると来年のグランツール勢力図も一気にまた変わっていきそうです。

コンタドールのいなくなった総合争いですが、今日は終盤10kmからの有力選手によるアタックの掛け合いは見応えがありました。
アタックをかけたクリス・フルームとそれに即座に反応するナイロ・キンタナの一騎打ちという状況あり、度々アタックをかけるダン・マーティン、リッチー・ポートあり。
結果的にクリス・フルームとナイロ・キンタナは譲らずにタイム差はつかず、一方でファビオ・アルやティージェイ・ヴァンガーデレンはその争いについていけず脱落という状況。
やはり総合争いはクリス・フルームとナイロ・キンタナが最有力か……という状況が鮮明になってきました。(そんな中で健闘しているマイヨ・ブランのアダム・イェーツも注目かもしれません。)
山岳賞もティボ・ピノー対ラファル・マイカという状況になってきましたし、ポイント賞も着実にペーター・サガンマーク・カヴェンディッシュを追い上げています。
明日の休息日をはさんで明後日のピレネー最終日ではどんな争いが繰り広げられるのか楽しみです。

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